鈴木芽吹選手の首に見える丸いシールは、駒澤大学がレース時に使用していたファイテンの「パワーテープ」と整合するものですが、鈴木選手本人による製品名の明言は確認されていません。
「駅伝中継で鈴木芽吹選手の首に丸いものが見えたけれど、あれは何?」「なぜ首に貼っているの?」と気になった方もいらっしゃるでしょう。
この記事で最初に押さえておきたいのは、次の4段階を分けて考えることです。
- 確認済み:2023年当時、駒澤大学陸上競技部はレース時にファイテンの「パワーテープ」を使用していた
- 確認済み:同時期の鈴木芽吹選手の首元には、丸型のテープ状のものが見られた
- 推定:チームの使用実績と形状から、鈴木選手のものもパワーテープだった可能性が考えられる
- 未確認:鈴木選手本人が製品名や「なぜ首に貼ったのか」を説明した一次資料
つまり、「駒澤大学がパワーテープを使っていた」ことと、「鈴木芽吹選手の首の丸いシールがパワーテープだった」と個人単位で確認されたことは、同じではありません。
この線引きを大切にしながら、2023年の駒澤大学のコンディショニング事情や鈴木選手自身の故障経験まで含め、「首のシール」の正体を丁寧に整理していきます。
鈴木芽吹の首のシールは何?パワーテープとみられる根拠
鈴木芽吹選手の首に見える丸いシールは、ファイテンの丸型ボディケア用品「パワーテープ」と考えても矛盾しない状況が確認されています。
その大きな根拠となるのが、鈴木選手が駒澤大学4年生だった2023年のチームのコンディショニング事情です。
2023年10月19日にベースボール・マガジン社が掲載した記事では、駒澤大学陸上競技部がファイテンのさまざまな製品や技術をコンディショニングに活用していたことが紹介されています。
当時の藤田敦史監督は、酸素カプセル「ファイテンO2」やフットマッサージャー「ソラーチ」などとともに、レース時には「ファイテンパワーテープ」を使用していることを説明していました。
そして鈴木芽吹選手は、2023年10月9日に行われた出雲駅伝で駒澤大学の6区を担当しています。
レース時の鈴木選手の首元には複数の丸型テープ状のものが見られ、チームが同じ時期にレースでパワーテープを使用していたという情報と形状・使用場面が重なります。
整理すると、
駒澤大学のレース時のパワーテープ使用=確認できる事実
鈴木芽吹選手の首元の丸型テープ=確認できる状況
その丸型テープがパワーテープだったか=状況からの推定
ということになります。
ここを一緒にしてしまわないことが大切なのですよね。
チームがある用品を採用していても、所属する全選手が同じ大会で同じ製品を使っているとは限りません。
そのため、「駒澤大学が使用していたから鈴木選手も必ず同じもの」と断定するのではなく、この記事では「パワーテープとみられる」「使用状況と整合する」という表現にとどめます。
スポーツの記事を調べていると、写真から推測できることがいつの間にか「本人が認めた事実」のように広まってしまうことがあります。
私は、ファンとして選手を深く知りたいからこそ、こうした小さな違いを丁寧に扱うことが大切だと感じています。
鈴木芽吹はなぜ首にシールを貼っている?理由は本人から明かされていない
では、鈴木芽吹選手はなぜ首に丸いテープを貼っていたのでしょうか。
結論はシンプルで、鈴木選手本人が「この理由で首に貼っています」と説明した資料は確認できません。
そのため、
「首を痛めていたから貼っている」
「首に貼ることで走りが良くなる」
「疲労を防ぐために貼っている」
といった個人的な目的や効果までは断定できません。
ファイテンはパワーテープを、体の気になる部分などに貼って使うボディケア用品として展開しています。
ただし、これは製品一般についての案内です。
鈴木芽吹選手が首に貼った理由や、鈴木選手個人にどのような作用があったかを示すものではありません。
駅伝中継を見ていると、「首に貼っているのだから、首に何か問題があるのかしら」と想像したくなる気持ちも分かります。
けれど、テープの位置だけで選手の故障箇所や体調を判断することはできません。
この点は、選手の健康状態を扱う記事では特に慎重でありたいところです。
分かっているのは、鈴木選手が所属していた駒澤大学に、こうした用品をレースや日常のコンディショニングに取り入れる環境があったこと。
一方で、鈴木選手がその製品を首に貼ることを選んだ個人的な理由までは分からないというのが、現在確認できる情報から導ける答えです。
駒澤大学はなぜパワーテープを使用?チーム全体でコンディショニングを強化
鈴木芽吹選手の首のシールを理解するには、丸いテープだけを見るよりも、当時の駒澤大学陸上競技部全体の取り組みを見るほうが分かりやすいでしょう。
2023年10月19日に紹介された駒澤大学のコンディショニング環境では、パワーテープだけでなく複数のファイテン製品や技術が活用されていました。
主なものは、
- 酸素カプセル「ファイテンO2」
- フットマッサージャー「ソラーチ」
- レース時に使用する「ファイテンパワーテープ」
- 選手が生活する道環寮への「ナノメタックスコーティング」
などです。
2023年度の駒澤大学は、前年の2022年度に出雲駅伝、全日本大学駅伝、箱根駅伝を制して大学駅伝三冠を達成したチームでした。
2023年度からは大八木弘明氏が総監督となり、藤田敦史氏が監督に就任しています。
トップレベルの大学駅伝では、練習量や走力だけでなく、レースとレースの間に選手の状態をどう整えるかも大きな課題になります。
その中で駒澤大学は、一つの用品だけに頼るのではなく、酸素カプセル、フットケア、レース時のテープ、生活環境などを組み合わせていたわけですね。
ここが、鈴木芽吹選手の首のシールを考える際の重要なポイントだと私は思います。
テレビ画面では丸いテープだけが目立つため、「何か特別な秘密の道具なのかな?」と見えてしまいます。
けれど実際には、パワーテープはチームが取り入れていた複数のコンディショニング手段の一つでした。
その環境の中に鈴木選手もいた、と捉えるほうが、確認できている事実には忠実です。

鈴木芽吹は疲労骨折も経験、大学時代から体のケアを重視
鈴木芽吹選手自身も、大学時代にコンディショニングの重要性を強く意識せざるを得ない経験をしています。
2023年の記事では、鈴木選手が前年に大腿部の疲労骨折で競技から離れていた時期、酸素カプセルを頻繁に利用していたことが紹介されました。
その後も、可能な範囲で酸素カプセルを利用しているという趣旨の本人コメントが伝えられています。
さらに、選手が暮らす道環寮の自室にファイテンのナノメタックスコーティングが施された際にも、新しい環境がコンディショニングへの自信につながるという趣旨の発言が紹介されていました。
ここで注意したいのは、疲労骨折の経験と首の丸型テープを直接結びつけないことです。
「故障を経験したため首にパワーテープを貼った」という本人の説明は確認されていません。
疲労骨折が大腿部だったことを考えても、首元の貼付位置から両者の因果関係を導くことはできないでしょう。
一方で、鈴木選手が故障から復帰する過程を経験し、酸素カプセルなども取り入れながら日常的なコンディショニングに向き合っていたことは分かります。
私は、この背景を知ると首元の丸いシールの見え方も少し変わるように感じました。
「この一枚が速さを生む」というより、練習・休養・ケアを積み重ねる中で選手が利用できた数多くの選択肢の一つだった可能性がある、という理解のほうが自然ではないでしょうか。
長距離選手は、何千メートル、何万メートルという距離を日々積み重ねます。
その体を長いシーズンにわたって維持するには、走る練習だけを見るのではなく、「どう整えるか」にも目を向ける必要がありますよね。
鈴木選手が酸素カプセルを利用していたという具体的なエピソードは、そのことをよく表しているように思います。
「チームで使用」と「鈴木芽吹本人の使用」を分けるべき理由
ここからは、今回の情報を調べた筆者として少し踏み込んで考えてみます。
鈴木芽吹選手の首のシールについて最も重要なのは、商品名・使用者・使用目的・効果を、それぞれ別の事実として扱うことだと私は考えています。
今回なら、
「駒澤大学がパワーテープを使っていた」
ことは確認できます。
しかし、それだけで、
「鈴木芽吹選手がそのパワーテープを使った」
「鈴木選手は首のケアを目的として使った」
「鈴木選手に何らかの効果があった」
という3つまで自動的に証明されるわけではありません。
この違いは、スポーツ用品の記事では意外に大切なのですよね。
選手の写真に写ったシューズであればロゴや型番から特定できる場合もありますが、外観が似た小さなテープの場合、写真だけで製品を確定するのは難しいケースがあります。
さらに、同じ商品を使っていたとしても、選手がそれを使う理由や感じ方まで外部から決めることはできません。
ですから今回のケースで最も妥当なのは、
「チーム使用実績があり、鈴木選手の首元の丸型テープとも状況的に整合するため、ファイテンのパワーテープと考えられる。ただし個人単位での製品特定と使用理由は未確認」
という整理でしょう。
少し慎重すぎるように見えるかもしれません。
けれど、この一線を守ることで、「首を故障しているらしい」「このテープのおかげで速く走れるらしい」といった根拠のない話が広がることを防げます。
選手の記事を読む側にとっても、どこまでが事実で、どこからが推定なのかが一目で分かることこそ信頼につながるのではないでしょうか。
鈴木芽吹の首のシールについて分かったこと
鈴木芽吹選手の首に見える丸いシールについて、現在確認できる範囲をまとめると次のようになります。
- 2023年当時、駒澤大学はレース時にファイテンの「パワーテープ」を使用していた
- 2023年のレースで鈴木芽吹選手の首元に丸型テープ状のものが見られた
- この2点から、鈴木選手のものもパワーテープだった可能性が考えられる
- ただし鈴木選手本人やメーカーによる個別の製品特定は確認できない
- 「なぜ首に貼ったのか」という鈴木選手本人の説明も確認できない
したがって、「鈴木芽吹の首のシールは何?」という疑問への現時点での答えは、「ファイテンのパワーテープとみられるが、本人確認済みの商品特定ではない」となります。
また鈴木選手は大学時代、大腿部の疲労骨折で競技から離れた時期に酸素カプセルを頻繁に利用するなど、コンディショニングに向き合っていました。
駒澤大学側もファイテンO2、ソラーチ、パワーテープ、道環寮の環境整備など複数の方法を取り入れていたため、首元の小さなテープだけを特別視するより、チーム全体で行われていた体調管理の一場面として捉えることができそうです。
駅伝では数秒の差が大きな結果につながりますが、その数秒の後ろには練習だけでなく、休養やケアを含めた日々の準備があります。
首元の丸いシールをきっかけに、そんな選手たちの「走っていない時間」にも目を向けてみると、駅伝観戦がまた少し面白くなるかもしれませんね。
よくある質問
鈴木芽吹の首に貼っている丸いシールは何ですか?
ファイテンの「パワーテープ」とみられます。 2023年当時、駒澤大学がレース時に同製品を使用していたことは確認されています。
ただし、鈴木芽吹選手本人やメーカーが、鈴木選手の首元に写っているものを個別に「パワーテープ」と特定した資料は確認されていません。
鈴木芽吹はなぜ首にパワーテープを貼っていたのですか?
鈴木選手本人が、首に丸型テープを貼った具体的な理由を説明した資料は確認できません。
そのため、首の故障や特定の効果などを貼付位置だけから断定することはできません。
鈴木芽吹は故障しているから首にシールを貼っていたのですか?
そのような事実は確認されていません。
鈴木選手には大学時代に大腿部の疲労骨折を経験した時期がありますが、その故障と首元の丸型テープを直接結びつける本人コメントなどは確認できないため、別の情報として扱う必要があります。
春野滋(エンタメ&スポーツ愛好家ライター)


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