佐藤涼子さんは、2021年6月20日にテレビ番組「 情熱大陸」に出演し密着取材されました。
ボイストレーナーの女神、と呼ばれる佐藤さん。
佐藤さんは、「心技体」すべてを重んじる独自のボイストレーニングを、数多くのプロのアーティスト(歌手、声優、俳優、タレント)に行っています。
基礎を固め、個性は守り、声力と歌唱力を上げ、表現力のバリエーションをも広げるレッスンには定評があり、音楽関係者や芸能関係者より絶大なる信頼を得ています。
時に佐藤さんは、心に闇を抱えたアーティストを回復に導き、内面まで鍛えることもあるそうです。
“心技体”を極める「歌道・りょんりょん流」とは、いったいどのようなものなのでしょうか?
いったいどんな経歴の方で、なぜ、どうやってカリスマボイストレーナーになったのでしょうか?
そして、カリスマボイストレーナーの年収はいくらぐらいなのでしょうか?
いろいろ気になったので、調べてみました。
佐藤涼子はなぜボイストレーナーに?
「情熱大陸」で紹介された、佐藤涼子さんはボイストレーナーです。
でも、最初からボイストレーナーを目指していたわけではないと思います。
山形県庄内町の音楽一家に生まれた佐藤さんは、4歳からピアノを習っています。
佐藤さんは、音楽の道(クラシック音楽)を志し、東京都の国立音楽大学声楽科に入学します。
『こくりつ』ではなく、『くにたち』です。
数多くの、プロの声楽家・オペラ歌手や、プロオーケストラの演奏家を輩出している、名門中の名門音楽大学です。
1963年生まれの佐藤さんが、音大を受験したのは、おそらく、1982年頃、当時の国立音大はとても人気があり、レベルが高く、プロの音楽家になりたい人たちの、憧れの大学でした。(いまでも国立音大は、レベルの高い、素晴らしい音大です)
音大を卒業して、オペラ歌手への登竜門のような二期会研究生として、うたっていた佐藤さん、プロの声楽家への、並々ならぬ意欲を感じます。
ただ、佐藤さんはきっと、声を出すときの自分の身体の『ありよう』、自分の『心』と『身体』の、どこをどうコントロールすれば、いい声を出すことが出来るか、それを他者に、どんな言葉で伝えれば、うまく伝えることが出来るか、その技術に長けていたのではないかと思います。
30歳でゴスペル歌手・亀渕友香さんと出会い、彼女に薦められて、トレーナーの道に進んだ佐藤さん。
佐藤さんの、トレーナーとしての技術の高さに気付いた亀渕さんのおかげで、私たちは、青山テルマさんやMr.Childrenさんや、Superflyさん・木村カエラさんといった、名だたるアーティストたちの素晴らしい音楽に触れることが出来るんですね。
佐藤涼子のプロフィール・経歴
名前: 佐藤涼子 (さとう りょうこ)
生年月日: 1963年7月25日
出身地:山形県庄内町
最終学歴:国立音楽大学声楽科卒業
ジャンル:J-POP
担当楽器:ヴォーカル、コーラス
血液型:B型
お住まいの地域: 東京都
佐藤涼子の経歴
音楽一家に生まれ育ち、4歳からピアノを習う。
山形のご実家には、今は亡きお父様手作りのオーディオルームや、練習室として使用していた蔵があるそうです。
音大卒業後、二期会の32期生研究生として学び、数多くのクラシックオペラの舞台に立ったそうです。
30歳でゴスペル歌手・亀渕友香さん率いるコーラスグループのメンバーとなり、クラシック音楽の枠を越えて活動の幅を広げ、TV、ライブ、CM音楽などなど、数々のステージに出演後、亀渕友香さんに誘われ、本格的にボイストレーナー(うたを教える側)となったそうです。
35歳で独立し、自身のレッスンスタジオを開校。
2009年には弟子がレッスンを担当する第二教室「Ryon’s voice farm Pace(パーチェ)」を開校し、一般の方からデビュー前の育成・プロのアーティストまで幅広く歌唱指導活動を展開しているらしいです。
著書
『驚くほど声がよくなる!歌が上手くなる!カリスマボイストレーナーりょんりょんのボイストレーニング(DVD付き)』 2012年10月2日、東京書店発行
佐藤涼子がトレーニングした担当アーティスト
青山テルマ
木村カエラ
Superfly
高橋みなみ
谷村有美
May J.
LiSA
大木伸夫(ACIDMAN)
小高芳太朗(ランクヘッド)
カナタタケヒロ(lego big morl)
川谷絵音(Indigo la End、ゲスの極み乙女。)
久保賢二(メレンゲ)
黒田俊介(コブクロ)
斎藤宏介(UNISON SQUARE GARDEN)
桜井和寿(Mr.Children)
渋谷龍太(SUPER BEAVER)
志村正彦(フジファブリック)
SHOGO(175R)
DAIGO(BREAKERZ)
ダイスケはん(マキシマム ザ ホルモン)
TAKUYA∞(UVERworld)
逹瑯(ムック)
土屋礼央(RAG FAIR)
Nakajin(SEKAI NO OWARI)
ファーストサマーウイカ
Fukase(SEKAI NO OWARI)
藤井風
吉井和哉 (THE YELLOW MONKEY)
*上記以外のアーティストも多数担当中
佐藤涼子の年収は?
佐藤涼子さんは、毎日、プロボーカリストの方々にレッスンをしています。
今や、日本を代表するトップアーティストたちの、信頼と尊敬を集めているボイストレーナー、佐藤涼子さんの年収は、いったい、いくらぐらいなのでしょうか?
興味がありますね。
と、その前に、『ボイストレーナー』の方の平均年収って、一体どのくらいなのでしょうか。
調べてみました。
『ボイストレーナー』さんと言っても、フリーランスで活躍することが多いので、その収入は、条件によって千差万別です。
当然ですが、生徒からの支持を集めることで成立する人気商売ですから、高収入の人もいれば、そうではない人もいるのです。
一般的に、クラシック音楽の声楽は、レッスン料が高い傾向があります。
相場は1回1万~5万円程度といわれていますが、1か月に何レッスン行うかによって全体的な収入には個人差が生じます。
一方、ポップス系のレッスン料は、1回2000円~8000円程度が相場といわれています。
音楽教室や、カルチャースクール・楽器店のスタジオなどで行っている教室に行って、業務委託で働くボイストレーナーの場合、歩合給で1時間1レッスン1000円程度と、一般的な他のアルバイトと、さほど給与が変わらないスクールもあるようです。
たまたま見つけた求人広告には、こうありました。
応募資格 【必須】
・12ヶ月以上働ける人
・音楽大学または音楽専門学校既卒者
【歓迎】
・既婚者
・未経験者
・土日働ける人
・ピアノ伴奏(譜面やコード)ができる人
・音楽活動を行っている人、以前活動していた人
【給与】
【時給制】1,250~1,400円
週末手当:土日祝日+100円~200円/時給
夜間手当:
19~20時 +150円/時給
20時以降 +350円/時給
いかがでしょうか。
1日7時間、月20日間で、土日が月4回入っても、月18万円ぐらいの収入です。
ボーナスは無いので、年収220万円。
音大出て、年収220万円は、かなり厳しい世の中です。
音大の一年分の授業料にも満たない年収となります。ツライ・・・・・・
それか、クラシック音楽のレッスン講師として、生徒さんを採ってレッスンする場合、
音大受験希望の高校生や、音大の学生などを生徒として迎えたとして、
ワンレッスン1時間2万円(学生相手にしては高い!)で、月3回レッスンを入れたとします。
弟子一人につき、月額6万円也、のレッスン料収入。
一週間の稼働時間を考えたら、日常的にレッスンをする弟子は、30人ぐらいが限度かな、と思います。
月180万円ぐらいの収入、年収にして、約2200万円。
こうしてみると、やり方によって、生徒の集まり具合によって、収入にずいぶん大きな差がある事がわかります。
ピアノの先生や、ヴァイオリンの先生なども、同じような状況なのではないかと思います。
佐藤涼子のような、カリスマボイストレーナークラスはどのくらいの年収?
カリスマボイストレーナークラスになると、弟子(生徒さん)はプロのアーティストです。
佐藤さんの教室では、一般の方や学生さんには、『Ryon’s voice farm Pace(パーチェ)』という第二教室で、佐藤さんのお弟子さんが教えています。
佐藤さんは、プロのアーティストから、オファーを受けて、レッスンを行っています。
時には、弟子のコンサートツアーについていって、ツアーの間中、声と身体のメンテナンスを請け負うこともあります。
レッスンも、ツアー帯同も、結構ないい報酬が発生しているのではないかと推察されます。
で、全部のべて、勝手に推測ですが、佐藤さんの年収は、数千万円ぐらいになるのではないかと、考えられます。
佐藤涼子のレッスンの極意とは?
佐藤涼子さんのレッスンは、「心技体」が主軸です!
「歌道~りょんりょん流~」と銘打って、「心と体と技のすべての充実」を目指してレッスンを行っているそうです。
『Pace(パーチェ)』で講師をしているお弟子さんからは、「歌道りょんりょん流 家元」と呼ばれているらしいです。
歌を歌う人、声で仕事をしている人は、身体全体が声を出す道具=楽器ですから、歌づくり・声づくりは、身体作りから、というのも、うなずけます。
そして、リズムに関係することは運動神経とセットなので、運動歴や性格を聞いたりもして、レッスンに役立てているそうです。
また、ストレスの有無やその内容、持病、体質等を聞いてから、ケア法を伝えたり姿勢やフォームを直したり、と、基本が大事なのは、何事も一緒だな、と思いました。
番組では、もっとつっこんで取材していると思いますので、見るのがとても楽しみですね。
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