村竹ラシッドのジョジョ立ちを総まとめ!話題のポーズを紹介

国立競技場の男子110メートル障害で選手紹介時に漫画をイメージした力強いポーズを決めるハードル選手 アスリートたち

村竹ラシッド選手が東京世界陸上で披露した「ジョジョ立ち」は、『ジョジョの奇妙な冒険』第6部のプッチ神父をモチーフにしたポーズでした。

しかも、予選・準決勝・決勝と漫画にちなんだポーズを3連発。単なるサービスではなく、村竹選手にとっては大舞台を楽しむための「おまじない」だったことも明かされています。

村竹ラシッドのジョジョ立ちとは?決勝で披露したポーズを紹介

村竹ラシッド選手の「ジョジョ立ち」が大きな話題になったのは、2025年9月16日に行われた東京世界陸上・男子110メートル障害決勝です。

日本記録保持者として自国開催の世界選手権に臨んだ村竹選手は、予選を13秒22で突破。準決勝では13秒17を記録し、全体3位、組2着で決勝進出を決めました。

そして迎えたファイナル。

選手紹介で名前を呼ばれた村竹選手は、右手を腰付近に置き、左手を前に伸ばすような独特の姿勢を披露しました。

鋭い表情でカメラを見据えながら決めたそのポーズは、人気漫画『ジョジョの奇妙な冒険』を思わせるもの。いわゆる「ジョジョ立ち」として注目を集めたのです。

では、誰をイメージしたポーズだったのでしょうか。

村竹選手本人が決勝後に明かした答えは、『ジョジョの奇妙な冒険』第6部のラスボス、プッチ神父でした。

「ジョジョ立ち」という言葉は、作中の登場人物たちが見せる、身体をひねったり手足を大胆に配置したりする特徴的なポージングを表す呼び方として広く知られています。

村竹選手の場合も、普通のガッツポーズとは明らかに違いました。

世界選手権の決勝という極度の緊張感が漂う場面で、漫画のキャラクターになりきるように堂々とポーズを決める姿。このギャップこそ、多くの人の印象に残った理由なのでしょうね。

競技だけを考えれば、一瞬でも集中を乱したくない場面です。

それでも村竹選手は、自分なりの方法で大舞台を楽しもうとしていました。私はここに、単なる「面白いポーズ」以上の意味を感じます。


村竹ラシッドのジョジョ立ちはプッチ神父!伏線まで仕込んでいた

村竹ラシッド選手のジョジョ立ちが面白いのは、決勝当日に思いついて突然披露したわけではないところです。

本人によると、決勝で披露するポーズは、世界最高峰のシリーズであるダイヤモンドリーグのファイナルが行われたチューリヒ大会を終えた頃から考えていたそうです。

つまり、東京世界陸上の決勝へ進んだ場合に披露する「秘策」として、あらかじめ温めていたのですね。

さらに驚かされたのが、Instagramへの投稿にヒントまで仕込んでいたことです。

村竹選手はチューリヒに関するInstagram投稿で、BGMとして「ホワイトスネイク」という曲を使用していました。

「ホワイトスネイク」は、『ジョジョの奇妙な冒険』第6部に登場するプッチ神父が操るスタンドの名前でもあります。

つまり、

  • チューリヒ関連の投稿で「ホワイトスネイク」というBGMを使用
  • ホワイトスネイクはプッチ神父のスタンド名
  • 東京世界陸上の決勝でプッチ神父をイメージしたジョジョ立ちを披露

という、かなり凝った流れになっていたのです。

村竹選手自身も、事前に「これをやる」というヒントを出していた趣旨を明かしつつ、気付いた人は少なかったのではないかと笑って振り返っていました。

これは相当マニアックですよね。

漫画を少し知っている程度では、投稿のBGMから決勝のポーズまで結び付けるのは難しかったのではないでしょうか。

それだけに、後から意味を知ったファンにとっては「そういうことだったのか!」と答え合わせを楽しめる仕掛けになりました。

個人的には、ここが今回のジョジョ立ちで最も面白いポイントだと思います。

テレビ中継だけを見れば数秒間の選手紹介ですが、実はそのずっと前からストーリーが始まっていたわけです。

競技前のポーズを一種の「連載企画」のように楽しませてくれるあたりにも、村竹選手らしい遊び心を感じます。


村竹ラシッドのポーズを総まとめ!予選・準決勝・決勝で漫画3連発

村竹ラシッド選手が東京世界陸上で見せた漫画ポーズは、決勝のジョジョ立ちだけではありません。

予選から決勝まで、なんと3レースすべてで違う漫画作品をモチーフにしたポーズを披露していました。

まとめると次の通りです。

ラウンド 記録 モチーフ
予選 13秒22 『ボボボーボ・ボーボボ』
準決勝 13秒17 『HUNTER×HUNTER』のネテロ
決勝 13秒18・5位 『ジョジョの奇妙な冒険』第6部のプッチ神父

まず予選で披露したのが、『ボボボーボ・ボーボボ』をモチーフにしたポーズです。

世界陸上というスポーツの最高峰の舞台と、かなり個性的なギャグ漫画の組み合わせ。それだけでも強烈なインパクトがありますよね。

しかも村竹選手は、この予選を13秒22でしっかり突破しています。

ポーズで楽しませながら、本業では世界のトップを相手に結果を残しているところが何とも格好いいのです。

準決勝では、『HUNTER×HUNTER』に登場するネテロのポーズを披露しました。

本人によれば、この準決勝用のポーズを決めたのは前日、9月15日の夜だったそうです。

そして翌16日の準決勝では13秒17。

全体3位という好タイムで決勝進出を決めました。

この時点で、観客の側も「今度は何をするの?」と楽しみになっていたのではないでしょうか。

そして漫画ポーズ3部作の最後を飾ったのが、決勝のプッチ神父です。

予選の『ボボボーボ・ボーボボ』、準決勝の『HUNTER×HUNTER』、決勝の『ジョジョの奇妙な冒険』。

こうして並べてみると、偶然の思いつきというより、世界陸上という大会そのものを自分なりに楽しみながら駆け抜けようとする村竹選手の姿勢が見えてきます。

※画像はAIによるイメージ

なぜ村竹ラシッドはレース前にポーズをする?本人が語った「おまじない」

世界大会、それも男子110メートル障害の決勝直前。

普通に考えれば、極限まで緊張していても不思議ではありません。

では、なぜ村竹ラシッド選手は、そんな重要な場面で漫画のポーズを披露するのでしょうか。

本人はその理由について、大舞台を楽しむための「おまじない」のようなものだと説明しています。

この言葉を知ると、ポーズの見え方がずいぶん変わります。

単に観客を笑わせたい、目立ちたいというだけではなかったのですね。

もちろん、結果として観客が楽しんでくれればうれしいという思いもあり、村竹選手は大会後、みんなが盛り上がり、楽しんでくれたことを喜んでいました。

ただ、その根っこにあるのは自分自身を普段通りの状態へ近づけるためのスイッチなのではないでしょうか。

男子110メートル障害は、スタートからゴールまでわずか13秒ほど。

10台のハードルを越えながら、ほんのわずかなリズムの乱れも許されない非常に繊細な競技です。

大舞台だからといって必要以上に気持ちが硬くなれば、いつもの走りができなくなる可能性があります。

そんな中で、自分の好きな漫画を思い出し、あえてポーズを決める。

「世界陸上の決勝だから」と構え過ぎず、普段の自分を取り戻すための儀式だと考えると、とても理にかなっているように感じます。

スポーツ選手には試合前のルーティンを持つ人が少なくありません。

身に着けるもの、食事、音楽、ウォーミングアップの順番など、方法はさまざまです。

村竹選手にとって、漫画ポーズもその延長線上にあるのでしょう。

私は、この部分こそ「ジョジョ立ち」の背景として知っておきたいポイントだと思っています。

写真だけを切り取ればユニークなパフォーマンスですが、本人にとっては緊張と向き合う大切な方法だったのです。


村竹ラシッドはジョジョ立ちの直後、決勝で13秒18の5位入賞

ポーズが大きく話題になった一方で、忘れてはいけないのが村竹ラシッド選手の競技結果です。

2025年9月16日の東京世界陸上男子110メートル障害決勝で、村竹選手は13秒18で5位入賞を果たしました。

自国開催の世界選手権。

しかも日本記録保持者として、メダル獲得への期待を背負って迎えた大会でした。

結果だけを見れば、目標としていたメダルには届きませんでした。

決勝後には悔しさをあらわにし、本人にとって簡単には受け入れられない5位だったこともうかがえます。

だからこそ私は、レース前の楽しそうなジョジョ立ちと、レース後に見せた強い悔しさをセットで見たいと思うのです。

一見すると対照的な二つの姿ですが、どちらも本気で世界と戦っていたからこそ生まれた表情なのではないでしょうか。

「大舞台を楽しむ」と言っても、勝敗を軽く考えていたわけではありません。

むしろメダルを本気で狙っていたからこそ、プレッシャーに飲み込まれないよう、自分を解放する手段としてポーズを使っていたように見えます。

予選13秒22。

準決勝13秒17。

決勝13秒18で5位。

こうした数字を並べてみても、世界選手権で安定して13秒1台を出しているのですから、その実力の高さが分かりますよね。

ジョジョ立ちだけが切り取られて広まると「面白い選手」という印象が先行するかもしれません。

けれども、その土台には世界のトップクラスと競り合う110メートルハードラーとしての実力があります。

だからこそ、競技とパフォーマンスの両方が魅力になるのでしょう。


村竹ラシッド以外にも世界陸上では漫画・アニメポーズが話題に

東京世界陸上では、村竹ラシッド選手だけが漫画やアニメにちなんだパフォーマンスをしていたわけではありません。

男子200メートルで優勝し、4連覇を達成した米国のノア・ライルズ選手も、日本アニメ好きとして知られ、大会では『ドラゴンボール』をイメージした「かめはめ波」や「元気玉」を思わせるポーズを披露しました。

男子200メートルの鵜沢飛羽選手や、女子100メートル障害の福部真子選手らの選手紹介時の姿も反響を呼んでいます。

こうした流れを見ると、選手紹介は単に名前を読み上げる時間ではなくなってきているように感じます。

競技開始前の数秒間が、選手自身のキャラクターを観客へ伝えるステージにもなっているのです。

特に世界陸上のような国際大会では、初めてその選手を見る視聴者も少なくありません。

そこで記憶に残るポーズを一つ見せれば、「あのポーズをしていた選手だ」と覚えてもらえるでしょう。

村竹選手の場合は、それが漫画だったということですね。

そして面白いのは、日本開催の東京世界陸上で、日本の漫画・アニメ文化が選手と観客を結ぶ共通言語のように機能したことです。

漫画を知っている人なら元ネタを探して楽しめますし、知らなくても「何だ、このポーズは?」と興味を持つきっかけになります。

スポーツを普段あまり見ない人が選手を知る入口としても、こうした演出には大きな意味があったのではないでしょうか。


村竹ラシッドのジョジョ立ちから見える新しいアスリート像

ここからは私なりの考察になります。

村竹ラシッド選手のジョジョ立ちで興味深いのは、「競技に集中すること」と「観客を楽しませること」が必ずしも反対ではないと示してくれた点です。

昔ながらのスポーツ選手像というと、試合前には表情を変えず、ひたすら集中している姿を思い浮かべる方もいるかもしれません。

もちろん、それが合う選手もいます。

ただ、村竹選手は自分の好きな漫画を取り入れ、ほんの数秒間の選手紹介を楽しむことで、むしろ大舞台へ自然に入っていこうとしていました。

緊張を消そうとするのではなく、楽しさを持ち込むことで緊張と共存する。

私はそこに、村竹選手らしいメンタルの整え方が表れているように思います。

しかも、ただ有名なポーズを選んだだけではありません。

決勝のプッチ神父については、事前のInstagram投稿に「ホワイトスネイク」というヒントまで忍ばせていました。

ここまでくると、単発のファンサービスではなく、大会全体を通した一つのストーリーです。

予選では「今日は何だろう」。

準決勝を見れば「次は何をするのだろう」。

そして決勝後には「実は前から伏線があった」と分かる。

スポーツ観戦にこうした別の楽しみ方を加えたところも、村竹選手のポーズが大きな話題になった理由ではないでしょうか。

さらに、私は今後の村竹選手を見る際、「次はどんなポーズか」だけではなく、どんな状況の時にポーズを出すのかにも注目したいです。

本人が「大舞台を楽しむためのおまじない」と語っている以上、大きな国際大会ほど登場する可能性を期待したくなりますよね。

もちろん、毎回漫画ポーズをするとは限りません。

そこは本人の気分や大会の状況次第でしょう。

ただ、一度こうしたスタイルがファンに知られたことで、今後は選手紹介の瞬間そのものが村竹選手の見どころの一つになりそうです。

レースが始まる前から観客を引き込み、レースでは世界トップ級の走りを見せる。

この二面性は、スポーツをより幅広い層へ届けるうえで大きな武器だと私は感じています。


村竹ラシッドのジョジョ立ち・話題のポーズまとめ

村竹ラシッド選手が2025年の東京世界陸上で披露したジョジョ立ちは、『ジョジョの奇妙な冒険』第6部のプッチ神父をモチーフにしたポーズでした。

しかも、決勝だけの一発ネタではありません。

予選では『ボボボーボ・ボーボボ』、準決勝では『HUNTER×HUNTER』のネテロ、決勝では『ジョジョの奇妙な冒険』のプッチ神父と、漫画にちなんだポーズを3レース連続で披露しました。

さらに決勝のジョジョ立ちについては、事前のInstagram投稿で「ホワイトスネイク」というBGMを使い、プッチ神父につながるヒントまで仕込んでいました。

そして本人が語った最大のポイントは、ポーズが大舞台を楽しむための「おまじない」だということです。

東京世界陸上では予選13秒22、準決勝13秒17、決勝13秒18で5位入賞。

メダルには届かなかったものの、日本記録保持者として世界のトップと真っ向から勝負しました。

レース前には漫画好きの青年らしい遊び心を見せ、走り出せば世界最高峰のハードラーになる。

その振り幅もまた、村竹ラシッド選手の大きな魅力なのでしょうね。

次の大舞台ではどんな表情でカメラの前に現れるのか。競技結果はもちろん、スタート前のほんの数秒間から目が離せない選手になりそうです。


よくある質問

村竹ラシッドのジョジョ立ちは誰のポーズ?

2025年東京世界陸上の男子110メートル障害決勝で披露したのは、村竹選手本人の説明によると『ジョジョの奇妙な冒険』第6部のプッチ神父をモチーフにしたポーズです。

右手を腰付近に置き、左手を前方へ向けるような独特の姿勢をカメラに向かって決めました。

村竹ラシッドは予選と準決勝で何のポーズをした?

東京世界陸上では、予選で『ボボボーボ・ボーボボ』、準決勝では『HUNTER×HUNTER』のネテロをモチーフにしたポーズを披露しました。

決勝の『ジョジョの奇妙な冒険』まで含め、漫画にちなんだポーズを3ラウンド連続で見せています。

なぜ村竹ラシッドは試合前にポーズをするの?

村竹選手は、大舞台を楽しむための「おまじない」の一つだと説明しています。

観客を楽しませる意味もありますが、自分自身の緊張をほぐし、大舞台を楽しむためのルーティンに近いものと考えられます。

執筆:春野滋(エンタメ&スポーツ愛好家ライター)

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