小野寺吟雲の読み方は「おのでら・ぎんう」です。戸籍上の本名かは未公表で、名前は禅語の「龍吟雲起」に由来すると報じられています。
JOCなどが使う公式選手名と戸籍名は必ずしも同じとは限りません。この記事では、2026年8月16日までに確認できた競技団体のプロフィールや報道を基に、読み方、本名の公表状況、名前の由来を分けて整理します。
小野寺吟雲の読み方は「おのでら・ぎんう」
小野寺吟雲選手の名前は、「おのでら・ぎんう」と読みます。英字では「ONODERA Ginwoo」または「Ginwoo Onodera」と表記されています。
漢字だけを見ると、「吟雲」を「ぎんうん」や「ぎんぐも」と読みたくなる方もいらっしゃるかもしれませんね。しかし、国内の競技団体や所属事務所が示している読みは「ぎんう」です。
最初に、確認できたことと公表されていないことを一覧にしました。
確認項目 2026年8月16日までに確認できた内容
日本語の読み方 おのでら・ぎんう
漢字表記 小野寺 吟雲
英字表記 ONODERA Ginwoo/Ginwoo Onodera
公式選手名としての使用 JOC、ワールドスケートジャパン、国際大会などで使用
戸籍上の本名か 公開資料では確認できない
名前の由来 禅語の「龍吟雲起」
名前に込められた願い 自然をも動かすほど大きな人物になってほしいという趣旨
命名者 公開資料では特定できない
「雲」を「う」と読む理由 公開資料では説明されていない
「Ginwoo」というつづりの意図 公開資料では説明されていない
日本オリンピック委員会(JOC)のアスリートページには、漢字で「小野寺 吟雲」、英字で「ONODERA Ginwoo」と掲載されています。同ページでは、2010年2月15日生まれの男子スケートボード選手であることも確認できます。
ワールドスケートジャパンのパリ五輪関連選手紹介でも、同じく「小野寺 吟雲 ONODERA Ginwoo」という表記が使われました。所属事務所Sugar&Spiceが2023年7月4日に発表した所属のお知らせにも、「小野寺吟雲(おのでら ぎんう)」と明記されています。
したがって、「ぎんう」という読み方と「Ginwoo」という英字表記は、本人の競技活動において継続的に使われているものと判断できます。
日本語では名字を先にして「小野寺吟雲」、海外の大会結果などでは名前を先にして「Ginwoo Onodera」と書かれることがあります。順番が異なっても、どちらも同じ選手を指す表記です。
一方で、「雲」をなぜ「う」と読むのかは明らかにされていません。「雲」の音読みである「ウン」と関係しているようにも見えますが、命名した方の説明がない以上、末尾の「ん」を省いたとは断定できません。
「Ginwoo」というつづりについても、海外での発音や認知を意識したものかどうかは未公表です。競技記録で実際に使われている表記であることと、そのつづりを選んだ理由とは分けて考える必要があります。
珍しい名前だからこそ、漢字から理由を想像したくなるものですよね。それでも、推測を事実のように付け加えないことが、選手の名前を丁寧に紹介するうえでは大切だと私は考えています。
小野寺吟雲は本名?公式プロフィールから分かること
「小野寺吟雲」は複数の競技団体や所属先で使用されている公的な選手名ですが、戸籍上の本名かどうかは公表されていません。
「これほど珍しい名前なら芸名や活動名なのでは?」と気になった方もいるでしょう。反対に、公式プロフィールに載っているのだから、当然本名だと思った方もいらっしゃるかもしれません。
今回、表記や読み方を確認する材料となった主な公開情報は次のとおりです。
媒体・団体 掲載日・対象 確認できた内容
日本オリンピック委員会(JOC) アスリートプロフィール 「小野寺 吟雲」「ONODERA Ginwoo」という選手名
ワールドスケートジャパン パリ五輪関連選手紹介 漢字名と「ONODERA Ginwoo」の表記
Olympics.com 選手ページ・大会記事 「Ginwoo Onodera」という国際的な表記
X Games Japan 2023年大会記事・競技結果 男子ストリートの選手名として使用
Sugar&Spice 2023年7月4日 「小野寺吟雲(おのでら ぎんう)」という所属発表
日本テレビ 2022年11月26日 読み方と「龍吟雲起」に由来することを紹介
日刊スポーツ 2023年5月14日 読み方、名前の由来、込められた願いを紹介
JOCやワールドスケートジャパンのプロフィールに掲載され、国際大会でも「Ginwoo Onodera」として競技結果が記録されています。そのため、SNS上だけで使われる愛称ではなく、複数の公式・準公式媒体で継続使用されている選手名と考えるのが自然です。
ただし、「公式プロフィールに掲載されている名前」と「戸籍に記載された本名」は同じ意味ではありません。
競技団体のプロフィールは、大会への出場や選手紹介で使われる氏名を示すものです。そのページに「本名」「登録名」「活動名」といった区分がなければ、掲載名だけを根拠に戸籍上の氏名まで証明することはできません。
今回確認したJOCとワールドスケートジャパンのページにも、「小野寺吟雲は戸籍名である」という説明はありませんでした。本人や家族が、公開インタビューで戸籍上の本名だと明言した記録も、確認できた範囲では見当たりません。
一方で、別の本名が存在するという信頼できる情報も確認できませんでした。
したがって、現時点での正確な答えは、「小野寺吟雲は公式に使われる選手名だが、戸籍上の本名かどうかは未公表」となります。
「本名ではない」という意味ではありません。戸籍名と同じ可能性はありますが、公開情報だけでは外部から確認できないということです。
少し歯切れの悪い答えに感じられるかもしれませんね。しかし、公表されていない個人情報を憶測で埋めず、「確認できない」と明示することも信頼性の一部です。
特に小野寺選手は2010年生まれで、幼い頃から国内外の注目を集めてきました。競技を理解するために必要な情報と、本人が明らかにしていない個人情報との境界は大切にしたいところです。
小野寺吟雲の名前の由来は禅語「龍吟雲起」
小野寺吟雲選手の「吟雲」は、禅語の「龍吟雲起」に由来すると報じられています。
日本テレビは2022年11月26日、第5回マイナビ日本スケートボード選手権大会で小野寺選手が優勝したことを伝えた記事の中で、名前の由来を紹介しました。
同記事では「吟雲」が「龍吟雲起」という禅の言葉に由来し、人を超越するような、すごい存在になってほしいという趣旨の願いが込められていると説明されています。
日刊スポーツも2023年5月14日、X Games Chiba 2023で小野寺選手が男子ストリート史上最年少優勝を果たした際の記事で、名前の背景に触れました。
その説明は、龍が吟ずれば雲が起こるように、自然をも動かす人間になってほしいという趣旨です。二つの報道を照らし合わせると、確認できる内容は次のように整理できます。
- 由来として紹介された禅語は「龍吟雲起」
- 龍が声を発すると雲が起こる壮大な情景が重ねられている
- 自然をも動かすような人物になってほしいという願いがある
- 人並みを超えた大きな存在への成長を願う意味が伝えられている
ただし、ここでも確認できた事実の範囲を守る必要があります。
日本テレビと日刊スポーツの記事には名前の由来が掲載されていますが、その説明を父親、母親、本人の誰が取材で語ったのかは、確認できる掲載部分では明示されていません。
日刊スポーツの記事には、X Games優勝後に小野寺選手が母・有香子さんへ感謝を伝えた様子や、母親のコメントも記されています。しかし、名前の由来そのものを母・有香子さんの直接発言として示しているわけではありません。
そのため、「母親が名付けた」「父親が禅語を選んだ」といった命名者の特定はできません。正確には、「龍吟雲起に由来し、大きな人物になってほしいという願いが込められていると報道されている」と表現するのが適切でしょう。
また、「龍吟雲起」の中には「吟」と「雲」の文字がありますが、命名者が「二文字をそのまま抜き出した」と説明した一次発言までは確認できませんでした。
確認できるのは、由来となった言葉と名前に込められた願いまでです。誰が命名したのか、漢字をどのような手順で選んだのか、「雲」を「う」と読ませた理由は未公表となっています。

「龍吟雲起」とはどんな意味?
「龍吟雲起」は、一般に「龍吟ずれば雲起こる」という形で説明される禅の言葉です。
小野寺選手の名前を紹介した報道では、龍が声を発すると雲が湧き起こるような情景と、自然を動かすほど大きな人物になってほしいという願いが結び付けられています。
ただし、禅語は用いられる文脈によって解釈や説明の仕方が変わることがあります。漢字を一文字ずつ辞書的に分解するだけで、命名した方の意図をすべて読み取れるわけではありません。
この記事では意味を必要以上に広げず、日本テレビの2022年11月26日付記事と日刊スポーツの2023年5月14日付記事に共通する内容を中心に整理しています。
私が印象的だと感じたのは、単に「強い選手になってほしい」「有名になってほしい」という願いにとどまらず、本人の存在や行動が周囲に変化を起こすほどの人物になってほしいという広がりです。
小野寺選手が取り組むスケートボードのストリート種目では、階段や手すり、段差などを模したコースを使い、技の難度や完成度、独創性などを競います。
同じ障害物を前にしても、どの技を選び、どう組み合わせるかは選手によって異なります。成功したかどうかだけでなく、「その選手だからこそ見せられる滑り」が評価や観客の記憶につながる競技なのです。
その意味では、周囲を驚かせ、空気を動かすような滑りを目指すスケートボーダーに、「龍吟雲起」という言葉はどこか似合うようにも感じられますよね。
もちろん、これは由来と競技特性を踏まえた筆者としての感想です。名前が競技成績を約束するわけではありませんし、活躍したから名前の願いが実現したと単純に結論付けることもできません。
小野寺選手が評価されてきた理由は、幼い頃から積み重ねてきた練習、高難度のトリックを成功させる技術、そして自分らしい滑りを組み立てる力にあります。
名前の物語を強調しすぎて、本人の努力が見えなくなってはいけません。それでも、家族から託されたと伝えられる願いが、成長を見守る温かな言葉として寄り添ってきたのではないかしら、と私は感じます。
名前の由来が注目された競技実績とは?
「小野寺吟雲」という名前が多くの人に知られた背景には、10代前半から重ねてきた国内外での活躍があります。
ただし、この記事の中心は読み方と名前の由来ですので、ここでは由来が報じられたきっかけと関係する主な大会に絞って振り返ります。
小野寺選手は2010年2月15日生まれ、神奈川県横浜市出身です。所属事務所Sugar&Spiceの2023年7月4日付紹介によると、7歳から本格的にスケートボードを始め、翌年には欧州の大会へ最年少で出場したとされています。
2022年11月、新潟県で開催された第5回マイナビ日本スケートボード選手権大会の男子ストリートで優勝しました。
初出場だった当時12歳での優勝について、日本テレビは2022年11月26日付記事で最年少優勝と報じています。このとき「吟雲」の読み方と「龍吟雲起」に由来することも紹介され、国内で名前が広く知られる一つの節目になりました。
2023年2月には、アラブ首長国連邦のシャルジャで開催されたストリート世界選手権で銅メダルを獲得しました。初出場で表彰台に立ち、その後の大会記事では史上最年少のメダリストとして紹介されています。
続く2023年5月14日、千葉市のZOZOマリンスタジアムで行われたX Games Chiba 2023の男子ストリートでは、初出場で金メダルを獲得しました。
X Games Japanが同年5月18日に公開した大会総括では、13歳の小野寺選手を男子スケートボード・ストリート史上最年少の優勝者として紹介しています。日刊スポーツが名前の由来と込められた願いを取り上げたのも、この優勝を報じた記事でした。
つまり、名前だけが先に注目されたのではありません。日本選手権、世界選手権、X Gamesという舞台で結果を残すたびに、「小野寺吟雲」「Ginwoo Onodera」という選手名が国内外へ広がっていったのです。
2024年にはパリ五輪の男子ストリートにも出場しました。ワールドスケートジャパンの選手紹介では、2024年5月20日時点のオリンピックワールドスケートランキング(OWSR)1位として掲載され、JOCの大会記録ではパリ2024の成績は14位となっています。
大舞台では、思い描いた結果に届かないこともあります。それでも、12歳で日本選手権、13歳で世界選手権の表彰台とX Games優勝、14歳で五輪出場という歩みは、「Ginwoo」という名前を世界の競技記録に刻むものでした。
漢字の「吟雲」には日本語と禅語の背景があり、英字の「Ginwoo」は国際大会で継続して使われています。この二つの表記が同じ競技者の歩みと結び付いている点は、世界のファンに名前を覚えてもらううえで印象的だと考えられます。
ただし、「Ginwoo」というつづりが海外での認知を目的に選ばれたという意味ではありません。その意図は公表されておらず、確認できるのは国内外の競技団体や大会が実際に使用しているという事実までです。
小野寺吟雲の読み方・本名・名前の由来まとめ
小野寺吟雲選手の読み方は、「おのでら・ぎんう」です。JOCやワールドスケートジャパンでは「小野寺 吟雲」「ONODERA Ginwoo」と掲載され、海外の大会情報では「Ginwoo Onodera」という並びも使われています。
「小野寺吟雲」は、複数の公式・準公式媒体で継続的に使用される選手名です。ただし、戸籍上の本名であると明記した公開資料や、本人・家族による発言は確認できませんでした。
別の本名があるという信頼できる情報もありません。そのため、「本名ではない」と決め付けるのではなく、戸籍名と同じかどうかは未公表とするのが正確です。
名前の由来は、禅語の「龍吟雲起」です。日本テレビの2022年11月26日付記事と日刊スポーツの2023年5月14日付記事では、龍が吟ずれば雲が起こるように、自然をも動かすほど大きな人物になってほしいという趣旨の願いが紹介されています。
一方、命名者が父親か母親か、「雲」をなぜ「う」と読むのか、「Ginwoo」という英字表記を選んだ理由は公表されていません。
読み方、公式表記、報道された由来、未公表の情報を分けて整理すると、憶測に振り回されずに名前の背景を理解できます。
筆者としては、名前に込められた願いを大切に受け止めながらも、選手の価値を名前の物語だけで説明しないことが大切だと考えます。
小野寺選手が国内外で注目されているのは、何よりも練習を積み重ね、難しい技に挑み、自分らしい滑りを磨いてきたからです。その努力と成長を中心に置きながら、「吟雲」という印象深い名前も温かく見守っていきたいですね。
よくある質問
小野寺吟雲は何と読みますか?
「おのでら・ぎんう」と読みます。「吟雲」は「ぎんうん」ではありません。JOCなどでは「ONODERA Ginwoo」という英字表記が使われています。
小野寺吟雲は本名ですか?
「小野寺吟雲」は競技団体や国際大会で使われている公式選手名です。ただし、戸籍上の本名であると明記した公開資料は確認できないため、厳密には未公表です。
小野寺吟雲の名前の由来は何ですか?
禅語の「龍吟雲起」です。龍が吟ずれば雲が起こるように、自然をも動かすほど大きな人物になってほしいという趣旨の願いが込められていると報じられています。
執筆:春野滋(エンタメ&スポーツ愛好家ライター)


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