2021年6月NHK「プロフェッショナル仕事の流儀」でスゴ腕販売員として紹介された、橋本和恵( はしもと かずえ)さん。
橋本さんは、株式会社売れる売れる研究所の代表を務める、実業家です。
「売れないものはない」と言っているようですが、どんな商品でも売り上げを伸ばす秘訣とは、いったい何なのでしょうか?
いったいどんな経歴の方で、なぜ、どうやってスゴ腕販売員になったのでしょうか?
そして、スゴ腕販売員の年収はいくらぐらいなのでしょうか?
いろいろ気になったので、調べてみました。
橋本和恵の仕事、販売員とは?
橋本和恵さんのことを調べる前に、そもそも、販売員とはどんな職業なのでしょうか?
全国で活動しているのでしょうか?
販売員(マネキン販売員)とは、デパートやスーパーなどの店頭で、各種商品の宣伝・販売促進にあたる販売員のことです。
食品の試食販売や、実演販売なども、マネキン販売と呼びます。
職業安定法施行規則で、「正式な職種名」として使われている呼び名です。
専門的な商品知識及び宣伝技能を持っていて、、店頭や展示会等で、来店したお客の購買意欲をそそり、売り上げを伸ばすために、商品の説明、使い方や調理の実演を行い、宣伝と販売を行う者、というような定義づけがされています。
販売員は、全国、どこにでもいます。
あなたがよく行く近所のスーパー、大型ショッピングモール『イ○ン』とか、ですね。
家電量販店『ヤマ○でんき』とか『ビッ○カメラ』とかですね。
販売員の求人も、よく見かけます。
橋本和恵はなぜ販売員に?
NHK「プロフェッショナル仕事の流儀」で紹介された、橋本和恵さんは販売員です。
でも、最初から販売員を目指していたわけではありません。
橋本さんは、佐賀県有田にある焼き物(陶磁器・有田焼ですね)の学校を卒業しました。
最初は陶芸家を目指していたみたいです。
若い頃に陶磁器のコンクールで、賞を受賞しています。
兵庫県の自宅に陶芸の工房を作って、陶磁器を作っていたのですが、おそらく、生活は苦しかったのだと思います。
橋本さんは、アルバイトを探しました。
みつけた仕事が、マネキン販売員だったのです。
「営業や販売は才能ではありません。技術と真心です。」と語る橋本さん。
販売員の仕事にドハマリした橋本さんは、販売の仕事を極めて、カリスマ販売員と呼ばれるようになったのでした。
橋本和恵のプロフィール・経歴
名前: 橋本和恵 (はしもと かずえ)
年齢: 43歳 (1977年生まれ)
出身地:兵庫県
最終学歴:佐賀県立有田窯業大学校 陶磁器科を卒業
2000~2005 年:
なんでも売れるNo.1販売員としてあらゆるメーカーで驚異的な売上を記録。
「客が去らない」「なんでもドンドン売る」と評判が立ち、全国から依頼が殺到。
2006 年: フジテレビ ディノス 通販キャスター (現在フリーで活動中)
2007 年: 売れる売れる研究所 設立
第97回九州山口陶磁展 「美術工芸品・オブジェ」部門にて最年少入選
兵庫県の自宅工房でロクロを回して陶芸作品を製作していた頃、
アルバイトで始めたマネキン販売員で、このしごとに目覚めました
実際の販売現場で鍛えた接客と独自の消費者研究により、どんなに売れない販売員もたった6カ月で売れる販売員に変身させることができます。
「橋本式売れる接客方程式®」を編み出し いろいろな企業で研修をおこない、実践した企業の売上を『爆上げ』させているそうです。
書籍
『即効トークで3倍速く売るプロの販売』(日本実業出版社)、2008年
『誰でもアッという間に不思議なくらい商品が売れる販売員の法則』(大和書房)、2013年
DVD
『売れる販売術DVD』(日本経営合理化協会)
橋本和恵の年収は?
橋本和恵さんは、現在は、株式会社売れる売れる研究所の代表を務める会社経営者です。
全国あちこちの企業から、営業部門の売り上げをあげるために、講演・社員研修の依頼が殺到してきて、飛び回っています。
橋本さんの年収は、株式会社売れる売れる研究所の年商と会社から支払われる役員報酬が大きく関係するので、私には分かりません。
ですので、一般的な『販売員』の年収を調べてみました。
『販売員』の求人情報を見ると、時給が、最低賃金程度から 1,000円、 1,250円、 1,500円、とさまざまです。
日給だと、日給1万円〜5万円と、これもずいぶん幅があります。
勤務する会社によって、時給制や、日給月給制、あるいは歩合制と、給与の算定基準も大きく2つにわかれているようです。
また、実績や経験によっても大きく違ってくるようです。
で、ぜーーんぶのべての、おおよその平均額が、月給30万円ぐらい、のようです。
年収にして、360万円~480万円ぐらい。
経験・実績によって昇給あり、のようです。
ただ、一般的に、賞与(ボーナス)が出る会社は少ないようです。
なお、経験と実績のあるベテラン販売員が、歩合制で働いた場合は、月給が100万円を超えることもよくあるらしいです。
橋本さんも、現役バリバリの販売員の頃は、そのくらい稼いでいたのかもしれませんね。
橋本和恵の販売の極意とは?
なんでも売れるカリスマ販売員、と言うと、ずいぶん派手に聞こえますが、実際に橋本さんが実践していることは、意外と地味で、基本に忠実です。
徹底した消費者の観察と、消費者心理の分析
橋本さんは、売り場に立つと、まず、お客様を観察します。
お客様の服装・化粧・帽子・バッグ・靴・・・
お客様が何を求めてこの店に来ているのかを、妄想を含めて想像しながら観察します。
お客様の目線の先。
お客様が何を見ていて、何を求めているのか。
この売り場にある商品に、お客様の心が動いているか。
観察して観察して、見込みのあるお客様・迷っているお客様にそっと声をかけてみます。
けして押し付けはせず、お買い物のアドバイス、をしているようです。
売り場担当者への具体的なアドバイス、この言葉を入れると売れます
そんな魔法の言葉はありません。
すべて、試行錯誤です。
いろんな言葉をかけてみて、反応があった言葉を使う、という手法です。
失敗したかずだけ、言ってみた言葉の数だけ、という感じです。
どんな営業にも、通じるのではないか、と思いました。
言うだけではない、一緒に動いています
こんなすごいカリスマ販売員になっても、いまでも橋本さんは、店頭に立ちます。
「現場の皆様には抽象的な理論だけではなく、具体的な指導をいたしております。」と語る橋本さん。
「ズバリこの言葉を入れると売れる」という具体的な言葉や、トークそのものを、何度も何度も試行錯誤のすえ、ついにお客様にささる言葉を見つけて、指導に行った現場の販売員さんに、伝えている橋本さん。
真面目で、地道な努力を積み重ねてきた橋本さんだからこそ、たどり着いた位置なのではないかと思います。
コメント