柏レイソルの大久保智明選手は、2026年5月27日に右アキレス腱を断裂して手術を受け、8月1日現在も復帰時期は公表されていません。
浦和レッズから2026シーズンに完全移籍した左利きのミッドフィールダーで、負傷前は左右のウイングバックなどで6試合に出場していました。
大久保智明の怪我と現在の復帰状況は?
大久保智明選手は、2026年5月27日に行われた柏レイソルのトレーニング中に負傷し、右アキレス腱断裂と診断されました。
柏レイソルは同年5月30日、「大久保 智明選手の負傷について」と題した公式発表で、診断名と手術を受けたことを公表しています。
現時点で確認できる重要な情報は、次の4点です。
- 負傷日:2026年5月27日
- 負傷した場所:トレーニング中
- 診断名:右アキレス腱断裂
- クラブ発表日:2026年5月30日
- 処置:手術を実施
- 復帰予定日:公表されていない
アキレス腱は、ふくらはぎの筋肉とかかとの骨をつないでいる部分です。
走る、跳ぶ、急停止する、方向を変えるといったサッカーの基本動作で大きな力が加わるため、選手の競技復帰については慎重な判断が必要になります。
ただし、柏レイソルは全治期間、リハビリの進み具合、ランニング再開時期、チーム練習への合流予定などを明らかにしていません。
したがって、2026年8月1日時点で分かっているのは、手術を受けたことと、公式戦への復帰時期が未定であることまでです。
手術から約2カ月が経過したという日数だけを根拠に、「現在はランニングを始めている」「ボールを使った練習に移っている」などと推測することはできません。
同じ診断名でも、損傷の状態、手術方法、術後の経過、筋力の回復、選手本人の感覚はそれぞれ異なります。
他のサッカー選手の復帰例をそのまま大久保智明選手へ当てはめ、復帰月を断定するのも適切ではないでしょう。
Jリーグ公式プロフィールでは、2026年7月24日の更新時点で、2026-27シーズンの出場数、得点、アシストはいずれも0と掲載されています。
新シーズンの公式戦へ出場していないことは確認できますが、現在の具体的な回復段階については公表されていません。
復帰情報を知りたい場合は、柏レイソルによる公式発表や、本人のチーム練習合流に関する案内を待つことが、最も確実ですね。
大久保智明はどんな選手?柏レイソルでのプロフィール
大久保智明選手は、1998年7月23日生まれ、東京都出身のミッドフィールダーです。
2026シーズンから柏レイソルに所属し、背番号14を着用しています。
柏レイソル公式サイトに掲載されているプロフィールは、次の通りです。
- 名前:大久保智明
- 読み方:おおくぼ・ともあき
- 愛称:トモ
- 生年月日:1998年7月23日
- 出身地:東京都
- 身長:170cm
- 体重:62kg
- 血液型:AB型
- 利き足:左足
- ポジション:ミッドフィールダー
- 背番号:14
柏レイソル公式の登録体重は62kgですが、Jリーグ公式プロフィールでは64kgと記載されています。
計測時期や登録データの更新時期が異なる可能性はあるものの、理由は公表されていません。
片方を誤りと決めつけず、公式媒体の間で表記が異なっていると理解するのが正確でしょう。
プレー面での大きな特徴は、左足を使ったドリブルです。
ただ速く走って相手を抜くのではなく、細かなボールタッチで間合いを調整し、守備選手の重心や足の出し方を見ながら進むことができます。
身長170cmという比較的小柄な体格も、低い重心を保ちながら素早く方向を変えるうえで生かされています。
左サイドでは縦へ運んでクロスを狙い、右サイドでは左足で中央へ入ってパスやシュートを選べる選手です。
一方で、2026年の柏レイソルでは、従来のサイドアタッカーよりも広い役割を求められていました。
外側で幅を取るだけでなく、味方の配置に合わせて中央へ移動し、ボールを前進させる役割も担っていたのです。
大久保智明選手を理解するときは、単に「ドリブルが得意な左利き」と見るだけでは足りません。
複数の攻撃ポジションへ移動しながら、相手の守備配置に変化を起こせることが、柏で期待されていた価値だったと考えられます。
大久保智明の経歴は?東京ヴェルディ育ちから浦和レッズへ
大久保智明選手は、東京都のビートルイレブンでサッカーを始めました。
その後、東京ヴェルディの育成組織へ入り、ジュニア、ジュニアユース、ユースと段階を上がっています。
主な所属歴は次の通りです。
- ビートルイレブン
- 東京ヴェルディジュニア
- 東京ヴェルディジュニアユース
- 東京ヴェルディユース
- 中央大学
- 浦和レッズ
- 柏レイソル
小学生時代は東京ヴェルディジュニアに所属し、板橋区立紅梅小学校へ通っていました。
ジュニアユース時代は板橋区立高島第二中学校、高校年代は成立学園高等学校に在籍しながら東京ヴェルディユースでプレーしています。
東京ヴェルディのトップチームへ昇格することはできませんでしたが、中央大学へ進学して競技を続けました。
大学では得意とするドリブルに磨きをかけ、4年生では背番号10を任され、全日本大学選抜にも選ばれています。
2019年7月には、大学卒業後の浦和レッズ加入が内定しました。
2019年と2020年にはJFA・Jリーグ特別指定選手として浦和レッズへ登録されましたが、公式戦出場はありませんでした。
それでもクラブから将来性を評価され、2021年に正式加入しています。
育成年代から過ごしたクラブでプロになれなかった後、大学サッカーを経由してJ1クラブへの道を開いた歩みは、大久保智明選手の経歴を語るうえで欠かせません。
何でも平均的にこなす選手を目指すのではなく、自分のドリブルという長所をプロの舞台で通用する水準まで伸ばしたことが、評価につながったのでしょう。
プロ公式戦デビューは、2021年3月2日に行われたルヴァンカップの湘南ベルマーレ戦でした。
J1リーグでは、同年3月17日の北海道コンサドーレ札幌戦で初出場し、9月11日の横浜FC戦で初得点を記録しています。
浦和レッズに在籍した2021年から2025年までのJ1リーグ成績は、次の通りです。
年度 リーグ戦出場 得点
2021年 18試合 1得点
2022年 23試合 1得点
2023年 30試合 1得点
2024年 23試合 2得点
2025年 16試合 1得点
通算 110試合 6得点
最も多く出場したのは2023年の30試合です。
浦和レッズでは、J1通算110試合6得点に加え、カップ戦15試合、天皇杯11試合、AFCチャンピオンズリーグ11試合、FIFAクラブワールドカップ3試合に出場した記録があります。
2021年度の天皇杯、2022年のFUJIFILM SUPER CUP、AFCチャンピオンズリーグの優勝も経験しました。
国内リーグだけでなく、異なる体格やプレースピードを持つ海外クラブとの対戦を経験している点は、柏レイソルへ加入した際の強みになったはずです。
大久保智明が柏レイソルへ移籍した理由は?
柏レイソルは2025年12月15日、大久保智明選手が浦和レッズから完全移籍で加入すると発表しました。
この移籍を読み解くうえで重要なのが、リカルド・ロドリゲス監督との再会です。
大久保智明選手は、浦和レッズへ正式加入した2021年から2022年まで、リカルド・ロドリゲス監督の指導を受けていました。
2026年2月20日に公開された専門メディアのインタビューでは、同監督からのオファーを受けて柏へ加入し、4年ぶりに再び指導を受けることへの期待を語っています。
ただし、過去に指導を受けていたからといって、自動的に出場機会が与えられるわけではありません。
大久保智明選手自身も、新天地での取材において、過去の印象は美化されることがあるため、以前より高い水準のプレーを示す必要があるという考えを明かしていました。
ここに、この移籍の大切な意味があります。
監督は、大久保智明選手が浦和加入当初に見せていた積極的なドリブルや、ボールを前へ運ぶ力を知っています。
一方の選手も、監督がどのような立ち位置や判断を求めるのかを理解しています。
つまり柏への移籍は、昔の関係へ戻るためではなく、互いに変化した4年間を経て、より高い水準で再び仕事をするための挑戦だったのでしょう。
2026年1月31日のちばぎんカップでは、61分から左ウイングバックとして途中出場しました。
その後、選手交代に伴って右シャドーへ移動しており、一つのポジションだけに固定されない起用が早くも試されています。
ウイングバックとは、3人のセンターバックを置く布陣で、左右の外側を担当するポジションです。
攻撃時には高い位置へ進んでウイングのように振る舞い、守備時には自陣へ戻ってサイドを守ります。
シャドーは、最前線のストライカーより少し後ろでプレーする攻撃的な役割です。
大久保智明選手は、左ウイングバックでは左足で幅を作り、右シャドーでは中央方向へボールを運べます。
この二つの役割を任された事実から、リカルド・ロドリゲス監督が大久保智明選手を、試合中に配置を変えられる攻撃の選択肢として考えていたことがうかがえます。
柏レイソル加入後の6試合で何を見せた?
大久保智明選手は、2026年の明治安田J1百年構想リーグで、負傷前までに6試合へ出場しました。
記録上の得点は0で、総出場時間は141分です。
数字だけを見ると出場時間は多くありませんが、4月下旬から5月にかけて起用機会が増えていました。
2月15日の東京ヴェルディ戦では69分から途中出場し、4月5日の横浜F・マリノス戦では85分からピッチに入りました。
4月24日の鹿島アントラーズ戦では、加入後初めて先発メンバーに入り、63分までプレーしています。
続く4月29日のFC東京戦では57分から出場し、右サイドでゴールにつながり得る場面へ入り込みました。
試合後、大久保智明選手は、守備ラインの背後へ抜け出して迎えた決定機について、ボールを受けてからではなく、直接シュートを選ぶべきだったとの考えを示しています。
さらに、自分が大外の位置を取る場合、味方との連係によってボールを届けてもらわなければ、チームとして幅を作れなくなるという課題にも触れました。
この発言には、柏で求められていた役割がよく表れています。
大久保智明選手の任務は、ボールを受けて一対一を仕掛けるだけではありません。
相手の背後を取る動き、外側に立って守備を広げる役割、ボールが来なかった場合にも味方のための空間を作ることが求められていました。
5月3日の東京ヴェルディ戦では72分、5月6日の浦和レッズ戦では89分から途中出場しています。
5月6日は古巣の浦和レッズとの対戦でしたが、出場時間が短かったため、持ち味を十分に発揮するまでには至りませんでした。
それでも、鹿島戦で先発し、FC東京戦で決定機へ入り、複数試合で交代要員に選ばれた流れを見ると、負傷前はチーム内での役割を広げている途中だったと評価できます。
得点やアシストは残せませんでしたが、FC東京戦では相手の背後へ走り込む動きと、一対一を仕掛ける積極性を見せました。
大久保智明選手本人も同試合後、柏では近年の自分の中でも攻撃時に好機が多く生まれていると感じていることや、監督からウイングバックに大胆な仕掛けを求められていることを説明しています。
この言葉からは、柏の戦術が大久保智明選手のドリブルを抑えるのではなく、むしろ適切な位置で発揮させようとしていたことが分かります。
加入後6試合という限られた記録だけで、移籍の成功や失敗を判断することはできません。
新しい役割を理解し、先発機会を得て、攻撃の形が見え始めたところで負傷したというのが、実際の経過に近いでしょう。

大久保智明の離脱で柏レイソルは何を失った?
ここからは、公式記録と負傷前の起用法に基づく筆者の考察です。
大久保智明選手の離脱によって柏レイソルが失ったのは、単なる左利きの控え選手ではありません。
試合途中に配置を変えながら、一対一の仕掛けで攻撃の流れを変えられる選択肢を失ったと私は考えています。
柏レイソルの3-4-2-1では、両ウイングバックが外側の幅を確保することが重要です。
相手が中央を固めた場合、外側でボールを受ける選手が仕掛けられなければ、横方向のパスが増え、守備を動かせないまま攻撃が止まってしまいます。
大久保智明選手は右でも左でも起用され、ボールを受けた場所から自分のドリブルで前進できます。
左では縦への突破、右では左足で中央へ入る動きを選べるため、相手によって仕掛け方を変えられる点も特徴です。
柏にはウイングバックやシャドーを担当できる選手が複数います。
しかし、同じポジションに入る選手でも、走力、クロス、守備、パス、ドリブルなど、得意なプレーは異なります。
大久保智明選手がいることで、リカルド・ロドリゲス監督は、ボール保持を続けたい場面や、一対一で相手を動かしたい場面に、異なる特徴を持つ選手を送り出せました。
離脱後は、その交代カードが一枚少なくなったことになります。
特に注目したいのは、大久保智明選手がFC東京戦後に語った「背後を取る動き」です。
これまでの大久保智明選手には、足元でボールを受けてからドリブルを始める印象がありました。
ところが柏では、相手の最終ラインを越える走り込みにも手応えを感じていました。
ドリブルと裏への飛び出しを使い分けられれば、守備側は足元へのパスだけを警戒できなくなります。
負傷によって、この新しい役割を実戦で深める時間が途切れてしまったことは、本人にとってもチームにとっても残念な点です。
一方で、141分という限られた出場時間では、柏での最適なポジションが決まったとは言えません。
左ウイングバック、右ウイングバック、右シャドーのうち、どこで最も継続的に力を発揮できるのかは、復帰後の課題として残っています。
大久保智明は復帰後どこで起用される?
大久保智明選手の復帰時期と、復帰直後の起用ポジションは公表されていません。
そのため、身体への負担を理由に「このポジションなら安全」と判断することはできません。
ここでは医学的な回復予測ではなく、負傷前の実績に基づく戦術上の起用候補として考えてみます。
第一の候補は、左右のウイングバックです。
柏加入後の実戦で経験しており、外側で幅を取りながらドリブルを仕掛けられるため、3-4-2-1の攻撃に変化を加えられます。
特に右ウイングバックでは、左足で中央へ入り、パスやシュートを選択できる点が特徴です。
大久保智明選手自身もFC東京戦後、右サイドでプレーしたことで自分の良さを出したかったと説明していました。
第二の候補はシャドーです。
相手の中盤と最終ラインの間でボールを受け、細かなタッチや左足のパスを生かせます。
ちばぎんカップでは左ウイングバックから右シャドーへ移動しており、リカルド・ロドリゲス監督が実際に試した配置でもあります。
もっとも、負傷から戻った直後にどこで起用されるかは、競技復帰時のコンディションだけでなく、チーム内の競争や対戦相手によって変わります。
復帰時点で好調な選手がいれば、途中出場から競争を始める可能性もあるでしょう。
筆者としては、復帰後の大久保智明選手に期待したいのは、以前と同じ回数だけドリブルを仕掛けることではありません。
柏で見せ始めていた、背後へ走る動き、外側で味方のための空間を作る立ち位置、少ないタッチで攻撃方向を変えるプレーにも注目したいです。
大久保智明選手は、スピードだけで相手を抜くタイプではありません。
相手との間合いを読み、ボールを置く位置を細かく変えながら仕掛けられるため、プレーの選択肢を増やすことで価値を高められる選手です。
浦和レッズでは、ドリブルで局面を打開するサイドアタッカーとして評価されました。
柏レイソルで複数のポジションに対応し、ボールを持っていない場面でも相手を動かせるようになれば、「突破する選手」から「攻撃全体を動かす選手」へ役割を広げられるのではないでしょうか。
もちろん、その前提となるのは十分な回復です。
復帰日を外部から予測するのではなく、クラブの発表を待ちながら、チーム練習への合流や試合メンバー入りといった公式に確認できる段階を一つずつ見ていきたいですね。
まとめ
柏レイソルの大久保智明選手は、2026年5月27日のトレーニング中に右アキレス腱を断裂し、手術を受けました。
柏レイソルが負傷を発表したのは5月30日で、2026年8月1日時点では全治期間や復帰予定日は公表されていません。
大久保智明選手は1998年7月23日生まれの東京都出身で、東京ヴェルディの育成組織、中央大学、浦和レッズを経て、2026シーズンから柏レイソルへ加入しました。
浦和レッズではJ1リーグ通算110試合6得点を記録し、柏では負傷前までに明治安田J1百年構想リーグ6試合、計141分に出場しています。
左右のウイングバックや右シャドーを任され、FC東京戦では守備ラインの背後へ抜け出して決定機を作るなど、新しい役割をつかみ始めていました。
現在の具体的なリハビリ内容は公表されていないため、復帰時期や回復段階を推測で断定することはできません。
再び柏レイソルのユニフォームでプレーする日を焦らず待ちながら、クラブから届けられる公式情報を見守りたいと思います。
よくある質問
大久保智明の怪我は何ですか?
2026年5月27日のトレーニング中に負傷し、右アキレス腱断裂と診断されました。柏レイソルは5月30日、手術を受けたことを公式に発表しています。
大久保智明の復帰時期はいつですか?
2026年8月1日時点で、全治期間や公式戦への復帰予定日は公表されていません。具体的なリハビリ段階についても公式情報はありません。
大久保智明は柏レイソルで何試合に出場しましたか?
負傷前の明治安田J1百年構想リーグで6試合に出場し、総出場時間は141分、得点は0でした。左右のウイングバックやシャドーで起用されています。
春野滋(エンタメ&スポーツ愛好家ライター)


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