杉山慎の年収はいくら?雪氷学者の収入源から推定

杉山慎さんの年収は非公表ですが、北海道大学の給与資料を照合すると、約950万〜1,100万円が根拠を示せる推定範囲です。

中心となる目安は、同大学教授の平均年間給与に近い1,000万〜1,050万円前後と考えられます。

杉山慎の年収はいくら?推定950万〜1,100万円

杉山慎さん本人や北海道大学は、個人の年収を公表していません。

そこで本記事では、北海道大学が2025年6月に公表した「国立大学法人北海道大学の役職員の報酬・給与等について(令和6年度)」と、同大学の年俸制教員給与規程を分けて確認しました。

結論を先に整理すると、推定の根拠は次の通りです。

対象・資料 公開されている金額 推定での使い方 注意点
年俸制適用者などを除く教授346人 平均年間給与1,030万2,000円 推定の中心となる目安 杉山慎さんが集計対象と同じ給与制度かは不明
扶養親族がいない50歳教授のモデル 年間956万8,100円 推定下限の参考 57歳の本人へそのまま当てはめる数字ではない
年俸制教授の基本年俸と標準的な業績基礎額 合計926万4,000〜1,039万2,000円 年俸制だった場合の標準的な水準 号俸と業績評価は非公表
年俸制教授4号俸のS評価例 合計1,118万4,000円 上振れした場合の参考 本人が4号俸やS評価だという事実は確認できない
本記事の推定 約950万〜1,100万円 公開資料から説明可能な範囲 税・社会保険料控除前の額面年収

下限の950万円は、50歳教授のモデル年間給与956万8,100円を丸めた水準です。

杉山慎さんは1969年3月生まれで、2026年9月時点では57歳。2017年4月から北海道大学低温科学研究所教授を務めているため、50歳モデルを大きく下回るとみる積極的な根拠はありません。

中心値の1,000万〜1,050万円は、教授346人の平均年間給与1,030万2,000円と、年俸制教授の標準的な合計額926万4,000〜1,039万2,000円を照合して設定しました。

給与制度の異なる二つの資料を混ぜて平均したわけではなく、それぞれを別の物差しとして確認したところ、いずれも1,000万円前後へ集まったという考え方です。

上限の1,100万円は、年俸制教授4号俸の基本年俸841万2,000円に、高い業績評価の例として示される業績基礎額277万2,000円を加えた1,118万4,000円を参考に、端数を抑えて設定しました。

ただし、杉山慎さんに4号俸やS評価が適用されていると確認できたわけではありません。そのため、1,100万円は「公開規程上、想定できる上振れの目安」であり、本人の実際の給与を示す数字ではない点に注意が必要です。

従来の推定で考えられた1,150万円まで広げるには、具体的な管理職手当や本人の業績評価が必要です。公開情報だけではそこまで説明できないため、本記事では推定上限を約1,100万円に抑えました。


北海道大学教授の給与データから何が分かる?

北海道大学の令和6年度給与資料によると、年俸制適用者などを除く教授346人の平均年齢は54.2歳、平均年間給与は1,030万2,000円でした。

同じ集計における教授の年間給与の範囲は、769万5,000円から1,487万円です。

ただし、この最低額と最高額だけを使って杉山慎さんの年収を推定することはできません。

教授層の給与には、在職期間、職務上の等級や号俸、各種手当、期末・勤勉手当などの違いが反映されるからです。年度途中の採用や退職など、個別事情が数字へ影響する可能性もあります。

北海道大学が示した扶養親族のいない50歳教授のモデル給与は、月額55万9,200円、年間956万8,100円です。

年間給与は単純に月額を12倍したものではなく、期末手当や勤勉手当などを含むモデルとして示されています。

杉山慎さんは教授全体の平均年齢54.2歳より約3歳上で、教授就任から約9年が経過しています。さらに、2025年4月から北海道大学北極域研究センター長を務めています。

これらを踏まえると、50歳モデルの956万8,100円を下限の目安とし、教授平均の1,030万2,000円付近を中心に置くのが自然でしょう。

一方で、年齢が57歳だから平均より必ず高いとはいえません。国立大学法人の給与は年齢だけで決まらず、適用される制度や号俸、評価、手当によって変わります。

教授平均と本人の年収を同一視できない理由

ここで大切なのは、教授平均1,030万2,000円が「杉山慎さんの推定年収そのもの」ではないことです。

この平均値は、年俸制適用者などを除いた教授346人を対象としています。一方、杉山慎さんに月給制と年俸制のどちらが適用されているかは、公開情報から確認できません。

したがって、教授平均は月給制に近い制度で働く教授層の目安として使い、年俸制については別途、給与規程で確認する必要があります。

私は公表資料を読み比べる際、この対象者の違いを特に重視しました。

平均額だけを本人へ当てはめるより、異なる制度でも同じ価格帯になるかを確かめたほうが、推定のぶれを小さくできると考えたからです。


杉山慎が年俸制だった場合の年収は?

北海道大学の年俸制教員給与規程では、教授の基本年俸が号俸別に設定されています。

公表規程で確認できる教授の基本年俸は、次の4段階です。

  • 1号俸:750万円
  • 2号俸:786万円
  • 3号俸:831万6,000円
  • 4号俸:841万2,000円

基本年俸だけを見ると、北海道大学教授の平均年間給与より低く感じられますよね。

しかし、年俸制教員には、教育・研究活動などの評価を反映する業績給があります。基本年俸と標準的な業績基礎額を合計すると、次の水準です。

号俸 基本年俸 標準的な業績基礎額 合計
1号俸 750万円 176万4,000円 926万4,000円
2号俸 786万円 184万8,000円 970万8,000円
3号俸 831万6,000円 195万6,000円 1,027万2,000円
4号俸 841万2,000円 198万円 1,039万2,000円

この計算から、年俸制だった場合も、標準的な合計額はおおむね900万円台後半から1,000万円台前半になることが分かります。

さらに、業績基礎額にはS・A・B・C・Dの評価区分があります。

4号俸の場合、D評価の業績基礎額158万4,000円を加えた合計は999万6,000円、S評価の277万2,000円を加えた合計は1,118万4,000円です。

ただし、これは規程上の計算例です。

杉山慎さんの号俸や評価区分は公表されていないため、「世界的な研究者だからS評価に違いない」と決めつけることはできません。

筆者としては、標準的な年俸制の上限である1,039万2,000円を中心値の参考にし、高評価時の1,118万4,000円を推定上限の参考にするのが、最も説明しやすい方法だと考えます。

北極域研究センター長の手当は含まれる?

北海道大学の職員給与規程には、一定の管理・監督職務に対する管理職手当の仕組みがあります。

しかし、北極域研究センター長という職がどの区分に該当するのか、杉山慎さんへ実際に管理職手当が支給されているのか、支給額はいくらなのかまでは、公開情報だけでは確認できません。

そのため、本記事ではセンター長手当として具体的な金額を加算していません。

センター長就任は、教育研究だけでなく組織運営も担っていることを示す材料です。ただし、職責が重いことと、特定額の手当が支払われていることは分けて考える必要があります。

仮に何らかの手当があったとしても、その金額が分からない以上、「センター長だから年収が数百万円増える」とするのは行き過ぎでしょう。

この点も、推定上限を1,150万円ではなく、規程上の評価例に近い約1,100万円とした理由です。


杉山慎の給与以外の収入はどのくらい?

杉山慎さんの安定した収入の中心は、北海道大学教授としての給与だと考えられます。

そのほか、活動内容から可能性があるのは、次のような外部収入です。

  • 書籍の印税
  • 一般向け講演の謝金
  • 新聞や雑誌などへの寄稿料
  • テレビ番組の出演・取材協力に伴う謝金
  • 専門委員や監修などの報酬

ただし、支払いの有無や金額は公表されていません。

そのため、本記事の推定950万〜1,100万円には、確認できない外部収入を固定額として加えていません。

著書の印税は推定できる?

杉山慎さんには、中公新書『南極の氷に何が起きているのか』などの著書があります。

同書は2022年9月に第38回講談社科学出版賞を受賞しており、南極氷床の変化を一般読者へ伝える科学書として評価されました。

商業出版では、契約条件や販売実績に応じて印税が発生する場合があります。

しかし、印税率、実売部数、重版部数、契約内容は公表されていません。公開価格へ推測した部数と印税率を掛けるだけでは、信頼できる収入額にならないのです。

したがって、印税収入がある可能性は認めつつも、具体的な金額は「不明」とするのが誠実でしょう。

『情熱大陸』の出演料は分かる?

MBS・TBS系『情熱大陸』では、2026年9月6日午後11時10分から杉山慎さんの特集が放送予定と案内されています。

番組公式情報では、グリーンランドでの氷河観測や雪山での実習など、杉山慎さんの研究現場が紹介される予定です。本記事では2026年9月1日時点の番組公式案内を基準にしています。

一方、出演料や取材協力費の有無は公表されていません。

研究者を追うドキュメンタリー取材は、芸能人のレギュラー番組出演とは契約や目的が異なる可能性があります。放送があるという事実だけから、高額な出演収入を想定することはできません。

番組出演によって知名度が高まり、その後に講演や執筆の依頼が増える可能性はあります。

ただし、それは将来の可能性であり、現在の年収推定へ金額として加えることは避けました。

※画像はAIによるイメージ

研究費や受賞歴は杉山慎の年収に入る?

研究費や研究プロジェクトの予算は、原則として杉山慎さん個人の年収ではありません。

杉山慎さんは北極、南極、グリーンランド、パタゴニアなどで氷河や氷床の現地観測に取り組んでいます。

こうした研究には、渡航、観測機器、現地での安全管理、研究スタッフ、データ解析などの経費がかかります。研究費は、それらを研究計画に沿って支出するための目的資金です。

研究代表者が自由に私生活へ使える収入ではありません。

ただし、北海道大学の給与制度では、競争的研究費の獲得などの実績が、年俸制教員の業績評価へ反映される場合があります。

つまり、研究費そのものが給与になるのではなく、研究費を獲得した実績が評価され、間接的に業績給へ影響する可能性があるということです。

ここは年収を調べる際に混同されやすいところですよね。

杉山慎さんが関わる大きな研究プロジェクトの予算額が分かっても、その数字を個人年収へ足すことはできません。

受賞歴についても同様です。

賞によっては賞金や所属機関からの報奨金が伴う可能性がありますが、支給の有無と金額が確認できなければ年収へ算入できません。また、一度限りの賞金は、毎年継続する給与とは性質が異なります。

本記事では、受賞歴や研究実績を業績評価の参考材料として捉えていますが、金額の分からない賞金や報奨金は推定額へ加えていません。


杉山慎の推定年収をどう見る?筆者の考察

ここからは、公開資料を照合したうえでの筆者の考察です。

杉山慎さんの年収を推定する際、影響が比較的大きいと考えられる要素は、給与制度、号俸、業績評価、役職手当の四つです。

一方、年齢は参考にはなるものの、それだけで具体的な年収を決めることはできません。

推定要素 年収への影響 今回の扱い
月給制か年俸制か 給与の計算方法が変わる 両制度を分けて検証
号俸 基本給・基本年俸に影響 本人の号俸は不明
業績評価 年俸制の業績給に影響 標準額を中心、高評価例を上限参考に使用
センター長の職責 手当が加わる可能性 支給区分・金額不明のため具体的加算なし
年齢・教授歴 号俸などを考える補助材料 50歳モデルと教授平均の比較に使用
印税・講演・出演 外部収入になる可能性 金額不明のため推定に含めない

下限の約950万円は、50歳教授のモデル956万8,100円という公表値に対応しています。

中心の1,000万〜1,050万円は、教授平均1,030万2,000円と、年俸制教授の標準的な上位号俸の合計1,027万2,000〜1,039万2,000円が重なる範囲です。

上限の約1,100万円は、年俸制4号俸で高い評価を受けた場合の計算例1,118万4,000円に対応します。

このように下限、中心、上限をそれぞれ公表値へ結びつけると、最も可能性の高い中心帯は1,000万〜1,050万円、条件による推定幅は950万〜1,100万円と整理できます。

もちろん、これは本人の給与明細を確認した数字ではありません。

外部収入が多い年には総収入が推定上限を超える可能性もありますし、適用制度や評価によっては中心帯を下回る可能性もあります。

それでも、大学教授という肩書や世界的な研究実績だけから「数千万円」と想像するより、公的給与資料を基準に1,000万円前後と考えるほうが現実的です。

個人的には、杉山慎さんの社会的な役割と給与の関係も注目すべき点だと感じます。

氷河や氷床の研究は、海面上昇や気候変動の将来を考えるために欠かせません。しかし、その研究成果の社会的価値が、商品の売上のように個人年収へ直接反映されるわけではないのです。

教授の給与は、氷河で観測している時間だけへの対価でもありません。

学生への教育、若手研究者の指導、論文執筆、研究費の管理、国際共同研究、組織運営、安全対策などを含む職務全体への報酬です。

2025年4月から北極域研究センター長となったことで、杉山慎さんの組織運営上の責任はさらに大きくなったと考えられます。

ただし、その責任の重さを根拠のない金額へ置き換えないことが、年収記事の信頼性を守るうえで大切でしょう。

今後、テレビ出演をきっかけに一般向けの講演や執筆依頼が増えれば、給与以外の収入が増える可能性はあります。

それでも大学教員の兼業には手続きや本務との調整があるため、知名度の上昇が直ちに大幅な年収増へつながるとは限らないと考えます。


まとめ

杉山慎さんの正確な年収は公表されていません。

北海道大学の令和6年度給与資料と年俸制教員給与規程を分けて照合すると、推定年収は約950万〜1,100万円、中心は1,000万〜1,050万円前後と考えられます。

下限は50歳教授のモデル年間給与956万8,100円、中心は教授346人の平均年間給与1,030万2,000円と年俸制の標準額、上限は年俸制4号俸で高い業績評価を受けた場合の計算例1,118万4,000円が根拠です。

杉山慎さんは57歳で、2017年4月から教授、2025年4月から北極域研究センター長を務めています。

ただし、本人の給与制度、号俸、業績評価、管理職手当は非公表です。センター長手当や印税、講演料、番組出演料も確認できないため、推定額へ具体的には加えていません。

研究費やプロジェクト予算は個人収入ではなく、受賞歴や学会での肩書も、そのまま高額報酬を意味するものではありません。


よくある質問

杉山慎さんの年収は公表されていますか?

いいえ、杉山慎さん本人や北海道大学から個人の年収は公表されていません。本記事の約950万〜1,100万円は、北海道大学の公的な給与資料と年俸制教員給与規程を基にした推定です。

北海道大学教授の平均年収はいくらですか?

北海道大学の令和6年度資料では、年俸制適用者などを除く教授346人の平均年間給与は1,030万2,000円、平均年齢は54.2歳です。年俸制教授を含む全教授の一律平均ではありません。

杉山慎さんの推定年収の中心はいくらですか?

最も参考にしやすい中心帯は、1,000万〜1,050万円前後です。教授平均1,030万2,000円と、年俸制教授の標準的な合計額がおおむねこの範囲で重なります。

研究費や『情熱大陸』の出演料も年収に含まれますか?

研究費は研究目的に使う資金であり、個人の年収ではありません。『情熱大陸』の出演料や取材協力費も公表されていないため、本記事の推定には含めていません。

春野滋(エンタメ&スポーツ愛好家ライター)

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