佐々木美和さんという、チャイルドライフ・スペシャリストが話題です。
チャイルドライフ・スペシャリスト、子どもの人生の専門家…?
いったいどんな職業なのでしょうか。
この仕事に就くには、どんな学校に行けばいいのか、国家試験か何かを受けるのでしょうか。
疑問が湧いたので、調べてみました。
チャイルドライフ・スペシャリスト(CLS)って、どんな仕事?
一言で言えば、病気の子どもや家族を支える仕事です。
病気になった子どもやその家族が、入院や手術や治療の時に、不安になったりストレスを受けたり、トラウマになったりするのを和らげる仕事。
病気の子どもが自分から、自分の病気と向き合えるように、じぶんから、「病気を治すぞ!」と思えるように、心理的にサポートする専門職です。
まだ幼くて、自分の気持ちをうまく言葉で言えない小さい子どもの、「見えづらい感情」を一緒に過ごす中で汲み取り、医師や看護師に伝える役目も担っています。
チャイルドライフ・スペシャリスト(CLS)に就くには?
留学が必要です。
この職業に就いている人、まだ日本には、50人ぐらいしかおりません。
また、現在の日本には、チャイルド・ライフを学べる教育機関もありません。
この、CLSという資格は、現在は、北米の大学・大学院で学んで、認定資格を取得するしか方法がありません。
米国に本部を置くAssociation of Child Life Professionals (ACLP)が定めた学問を学んだ後、幼稚園や保育園、小学校、特別支援学級、病院などの、現場での実習を行い、病院での臨床経験の条件を満たし、認定試験に合格する必要があります。
子どもや家族の人生に、大きな影響を及ぼすCLS、とても重要で大変な仕事だと思いますが、やりがいや、重病だった子供さんが治った時の喜びは、はかり知れないと思います。
日本でも、早く教育機関が整うといいですね。
佐々木美和さんの勤務先・経歴は?
それでは今回、チャイルドライフ・スペシャリスト(CLS)を調べるきっかけになった、佐々木美和さんのプロフィールを判っているだけ、紹介いたします。
生まれ年:1981年もしくは、1982年
経歴:学生のときに, ティンカーベル(子ども支援・教育振興のプラットフォームを目指すボランティア団体)で2年半のボランティアを経験
留学先:アメリカへ留学し, チャイルド・ライフ・スペシャリストの資格を取得
勤務先:名古屋大学医学部附属病院 小児内科病棟
職務:チャイルド・ライフ・スペシャリスト
これまでに、1000人以上の子どもたちに寄り添ってこられたそうです。
↓は、佐々木美和さんご本人の、受け入れるという生き方、という演説です。↓
佐々木美和さんとCLSの情報、まとめ
私は小学生の頃よく体調を壊して、毎年のように入院していました。
あの頃は、チャイルドライフに寄り添う、なんていう考え方も無かったし、そもそも小児科の病院すら周辺地域に無かったから、入院生活はずいぶんしんどかったです。
おばあちゃんたちが大勢入院している6人部屋かなんかに入院して、おばあちゃんたちが大好きだったプロレスの中継を毎晩見させられてた気がします。
でも、同室に入院していたおばあちゃん達は優しかったし、私の具合がすごく悪いときは心配してくれて、看護師さんを呼んでくれたりしました。
具合が良くなって退院する時は、ホントにみんなが喜んでくれました。
あの時代だったから、大人も子どもも混ぜて入院することで、患者同士助け合うことができたのかな、とも思います。
今は時代が違って、15歳以下は専門の小児科でないと診てくれません。
CLSという職業の人の必要性も高まっていると思います。
この仕事に従事する人がもっともっと増えて、国内にもCLSを養成するための教育機関が、早く出来るといいと思います。
それまでは大変だけど、佐々木美和さんたち先駆者の方々には、がんばって元気で働いてもらいたいと思います。
こんな素晴らしい職業を知ることができて、良かったです。
最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。
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