車いすテニス全仏オープン2023で、優勝を決めた小田凱人(おだときと)さん。
中学校卒業を機にプロ宣言をし、現在はプロテニスプレイヤーとして活躍されています。
プロのスポーツ選手といったら、スポンサー企業があったり、所属するチームや企業があったりするのですが、小田さんの所属する企業や、スポンサーになっている企業は、いったいどこなのでしょうか。
気になったので調べて見ました。
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小田凱人(おだときと)の所属する企業は東海理化!どんな会社?
人とクルマの間に生まれる感動をかたちにする。とあります。
正式名称は、株式会社東海理化電機製作所といいます。
トヨタ自動車系列の、大手自動車部品メーカーです。
さすが、愛知県一宮市出身の小田さんですね。
でも、トヨタグループと聞いて、おかーさんは安心しました、トヨタさんなら間違いない。よかった。
ずっと、安心して小田さんのこと応援できそうです。
「運転席に座って手が届く」範囲の操作機器、制御コンピューター等に加え、シートベルトを中心とした安全部品も得意としています。
と書いてあります。
と言うことは、私が乗ってる車の電気系部品、パワーウインドウも、エアコンも、あの、音楽を流してくれるあの装置も、冬にシートをあっためてくれるあの装置も、全部ここで造っているんですね。
ありがたいことです。
こんな大きい会社がスポンサーだったんですね、小田さん、すごい。
所属企業・スポンサー企業って、どう違う?
契約には、所属契約やスポンサー契約のほか、ウェア契約や用具提供契約などもあり、なかなか違いが分かりにくい部分もあります。
これは、プロ・テニス選手の契約に限った話ではなく、スポーツ選手の契約全般に言えることだと思います。
ここでは、所属契約とスポンサー契約の違いのほか、ウェア契約や用具提供契約などについても、整理して説明します。
スポンサー契約とは
スポンサー契約とは、選手に企業の広告宣伝活動などを行ってもらう一方で、企業は選手に資金や物・道具、環境・練習場の確保、などを提供して、サポートを行う、という契約です。
広告宣伝活動としては、試合で着るウェアや帽子に企業ロゴを入れたり、企業が選手の名前や肖像を広告に利用したりする他、企業のCMや関連するイベントへの出演などもあります。
契約中は、その企業と同じ業種の競合するライバル企業とのスポンサー契約は、常識的に考えても分かるように、NGとなります。
違う業種で、競合関係が無い場合は、可能の場合が多いようですが、企業間の関係はかなり複雑なので、契約を結ぶ際に交わす契約書に詳しく記載されており、ケースバイケース、という事になります。
小田さんのスポンサー企業
日本ガイシ 日本生命
ITCCorpCom ユーグレナ
ircタイヤ NIKE
IkeuchiOrganic (タオルメーカーです)
和光ケミカル (車体のコーティング剤メーカーです)
所属契約とは
所属契約とは、スポンサー契約よりも、より強い結びつきの契約で、一段階上の契約、といえます。
『所属』という言葉から、従業員を連想してしまいますが、従業員という訳ではなく、よく見受けられる会社の一般業務にも従事する『社員選手』や、練習や大会への出場そのものが仕事になっている『実業団選手』とは違った意味の契約になります。
所属契約は、スポンサー契約で選手に提供されている資金・物・環境に加えて、さらに手厚いサポートを行う契約です。
詳細な内容については、やはり、ケースバイケースという事になります。
小田さんの所属契約先のスポンサーは、東海理化、というわけですね。
ウェア契約・用具提供契約とは
よく目にする、ウェア契約や用具提供契約なども、スポンサー契約の一種です。
ウェアや車いす、ラケット・ボール・バッグなど関連用品のメーカーなどは、自社製品を提供して、選手に使ってもらうことで、販売促進につなげることが出来るので、ウェア契約や、用具提供契約を結ぶことにメリットがあります。
選手としては、ウェアやラケット・シューズ・車いす等にかかる費用の心配がなくなりますが、契約を結んだメーカー以外のブランドのウェアを着て試合に出たり、他のメーカーのラケットを使用したりすることは、もちろん出来なくなります。
ウェアや用品・用具の場合、選手が単に使用するだけでなく、アドバイスして商品開発につなげるために、アドバイサリー契約を結ぶ場合も少なくないようです。
ウェアやラケットでは、選手名を冠した『○○モデル』などが販売されることがありますが、これらも選手のアドバイスを元に商品化されたものである場合が多いです。
小田さんのウェア・用具提供先のスポンサーは、
ウェア⇒ nike ラケット⇒ yonex
車いす⇒橋本エンジニアリング
練習場・所属テニスクラブ⇒⇒
岐阜インターナショナルテニスクラブ、、、という訳ですね。
律儀な小田さんのツィッターを見ていると、プライベートな写真でも、すべてナイキの衣類・ナイキのシューズ、ナイキの鉢巻を身に着けています。
もお、そんなところが、ファンはたまらんワケですが…
ナイキさんがパートナーになる以前は、ウエアも鉢巻も yonex さんの、yyというロゴが入ったものを着用していました。
プロ選手にとって、スポンサー契約や所属契約は活動の主幹
スポンサー契約や所属契約では、プロスポーツ選手が大会に出場するための宿泊費や交通費などもサポートに含まれる場合が多いようです。
もしスポンサー契約が何も無かったら、プロ選手が大会に出場するための宿泊費や交通費、大会への参加費用も、経費は全て自己負担になります。
仮に、海外の遠隔地での試合に出て予選落ちに終われば、大きな赤字になってしまいます。
試合で着るウェアやラケットなどの用具、車いすのメンテナンス費用など、必要経費もバカになりません。
賞金だけが収入源のプロの場合、試合出場にかかる資金の捻出が出来ずに、プロとして生きていく事を断念する人も少なくないようです。
優勝経験があって、順調に賞金を稼いでいるプロ選手でも、ひとたび怪我や不調に見舞われて試合に出場できなくなったり、予選落ちしたりすることが続けば、収入ゼロになってしまいます。
なかには、怪我の期間はサポート対象外、のようなドライな契約もあるかも知れませんが、不調な時期こそ当面の金銭的な不安が無ければ、自らの調整・治療等に集中できますね。
ですから、プロスポーツ選手にとって、スポンサー契約や所属契約を結べるかどうかは、死活問題にもなるのです。
実際に小田さんも、プロ宣言する以前、スポンサーさんがついてくれる前は、車いすテニスの若い選手を集めたチームと一緒に、クラウドファンディングで資金集めをして、海外への遠征費用を募ったりしていました。
小田凱人(おだときと)は骨肉腫を乗り越えた癌サバイバー!
小田さんは、「骨肉腫」という、骨にできる悪性腫瘍(癌)にかかり、車いすテニスを始めました。
小3になったばかりの2015年5月、左脚に痛みを感じ、紹介された大学病院で癌宣告をうけ、左股関節を人工股関節に置き換える大手術を受けました。
手術を受けた頃、入院していた頃は、常に痛くて痛くて、
「なんで俺? なんで俺? なんで?」と繰り返していたそうです。
もう、一生サッカーはできないのか、…」と絶望していた小田少年に、
「パラスポーツって知ってる?車いすでないとできないスポーツがあるんだよ。」と主治医から教わり、それで希望が持てたそうです。
初めてテニス用の車いすに乗せてもらったとき、車がカッコよくて、速くて、走ったら「風」を感じて、それからもう夢中でテニスの練習に打ち込んでいるらしいです。
「とにかく、楽しくて気持ちよかった。」と、初めて競技用車いすに乗ったときの感想を語る小田さん。
そのおかげで私たちはこんなにエキサイトする力強いテニスを観ることができる。
同じ時代に生きていることに、私は感謝したいと思います。
骨肉腫の小田凱人を言葉で支えたのは?
9歳の小田さんが股関節置換手術を受けた頃、同じ名大病院小児科で幼い患者を支えていたのは、この人!?
小田凱人(おだときと)は東海理化所属!骨肉腫を乗り越えた新星!のまとめ
と言う訳で、今回は小田凱人さんの所属企業である東海理化さんについてと、小田さんがお世話になっているスポンサー企業さんの詳細について、それから、小田さんは骨肉腫を乗り越えた癌サバイバーです、という情報でした。
小田さんは、テニスの練習にうちこんでいる今も、数ヶ月に一回病院に通って、再発が無いかのチェックを、欠かさずに受けています。
次の大会の準備をしながら。
私はずっと、そんな小田さんを応援したいと思います。
さいごまで読んでいただいて、ありがとうございました。
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